みなさん、こんにちは!
ビーバーについてはご存知すか?
あの、ダムを造ることで有名な生き物です!
今日は彼らにまつわる小話をご紹介していこうと思います。
1940年代・・
アルゼンチン政府は、ビーバーを50頭ほど、
毛皮採取目的でカナダからフエゴ島に移入したそうです。
フエゴ島は、
「ティエラ・デル・フエゴ」
日本語で 火の土地 と呼ばれ、
アルゼンチン、チリにまたがり、面積48,110km² のとても大きな島です。
50頭のビーバーたちは、
天敵のいない環境に恵まれ、どんどん増殖し、
現在では推定12万匹以上にまで増えていると言われています。
増えすぎたビーバーたちは
森林を破壊してしまい、大きく生態系を変化させています・・
アルゼンチンとチリの各当局はビーバーの狩猟の解禁や、
罠の設置などで駆除を行っていますが、人も予算も足らず、
森林への影響は止められないようです。
現在は、人間が天敵としてビーバーたちと戦っています。
この話は、
ビーバーたちから見ても悲劇ですが、他の生き物たちから見ても悲劇なのです。
人間のエゴにより、生み出された負の連鎖なのです。
一方、ポケットWiFi界でも負の連鎖が起きています。
クラウドSIMを活用した
「無制限WiFi」を各社が提供開始しました。
しかし、提供開始から間もなく、ほとんどの事業者は提供終了、
または無制限の終了が決まっています。
これはいったい何が起きたのでしょう??
さきほどのお話とかぶせて解説してみましょう!
ここは日本・・・
無制限WiFiという島に、ビーバーたちがやってきました。
ビーバーたちは、
「わーい!無制限でWiFiが使えるぞー!」
と、喜び、
口コミで一気に拡散、WiFiビーバーたちがどんどん増殖しました
WiFiビーバーたちは、森林は破壊しませんが、パケット容量を食い尽くします。
無制限WiFi事業者から見た場合、
森林 = パケット容量
であり、爆発的に増えたパケット通信量に耐えられなくなったのです。
結果的に、
サービスを提供終了したり、なんらかの制約を設けるなどの動きが発生、
WiFiビーバーたちは、通信速度制限という天敵に襲われ、
いまなお戦い続けているのです。
適度な 「天敵」 はポケットWiFi界には必要なことだったのでしょう・・・
なんでも、
1カ月で 1TB以上(1000GB)使用した猛者ビーバーもいたそうです。
今回学んだ教訓は、
●適度な 「天敵」 は 必要
●早期の対策をしなかったことから悲劇につながった
ということになるでしょう。
これは万事にあてはまる事例ではないでしょうか。
みなさんも、似たような事例があったらこの記事を思い出してみてください!
ビーバーは教えてくれました!
モバレンでは、ポケットWiFiを扱っていますが、完全無制限ではありません!
ビーバーに学び、3日間10GBまでの制限がついています!
みなさん、自然を大切に!